マネックスシグナル情報&システムトレードについて

マネックス証券マネックスシグナルの第二弾モニターに年末に当選し(当選といっても、募集人数が1000人だったのでたぶん全通し)、年明けからメール配信を受けていました。
始めはモニターしてただけで売買をしていなかったんですが、自作システムを今の資金配分でフルエントリーしても資金に少し余力があるだろうってことで、ちょっと前から試しにシグナルの一部を売買してました。
実際売買しだしてから昨日までの間はシグナルはポツポツとしか出ていませんでした。昨日までに返済したのは4銘柄(4勝0敗)だったのですが、今日は6銘柄に売買シグナルが出ました。
たとえ試し売買だといっても、自作システムだけで売買しているはずのブログの売買履歴がマネックスシグナルで半分以上を占める日が発生しているというのに、そのことを告げず、あたかも全ての売買が自作システムだけで運用しているようにしまっては、「おい、お前、自作システムとかいってるけど、マネックスシグナルパクってないか?」といつか突っ込まれそうな気がしますので、今年に入って運良くマネックスシグナルに助けれらている=自作システムだけなら損益はもう少し悪くなっているということを記事にしておこうと思います。(それを言うだけのつもりだったのですが、マネックスシグナルについての感想も長々と書いてます)


ちなみにマネックスシグナルで今日僕が売買したのはイビデン、日立、パナ、シャープ、商船三井の5銘柄です。あと、日本電気硝子にも買いサインが出ていました。(イビデンは自作システムでもサインが出ています)

でマネックスシグナルに今年いくら助けられているかというと。。。一応表にしてみました。

銘柄 売・買 仕掛値 返済値 現在値 値幅 損益率 実売買枚数 実売買利益
大和証券 空売り 283 271 - +12 +4.24% 1000株 +11,888
サンリオ 買い 3,270 3,305 - +35 +1.07% 100株 +3,463
三菱電機 買い 644 674 - +30 +4.66% 100株 +38,765
674 683 - +9 +1.34%
東京海上 空売り 1,932 1,925 - +8 +0.41% 100株 +676
平均 +2.34% 合計 +54,792
イビデン 空売り 1,700

1,666 +34 +2.00% - -
日立 買い 420 429 +9 +2.14% - -
パナソニック 買い 585 599 +14 +2.39% - -
シャープ 買い 528 543 +15 +2.84% - -
商船三井 空売り 318 324 -6 -1.89% - -

今年まだマイナスってことを考えるとマネックス様には足を向けて寝られませんw(売買はマネックスを一切使わずSMBC日興証券をメインに使ってますがw)
上の表を見れば、運良くたまたま勝ちが重なっていますが実売売買数が少ないことによる単なる偏り考えておいた方が無難ですので過剰な期待を持ったり勘違いしないようくれぐれもお願いしときます(笑)
この極少の売買回数でシステムの判断をするなんて、プロ野球でいうならほんの序盤に打率が4割、5割の選手に、このペースだとイチローもビックリの年間300本ヒットが打てるなんていう冗談と一緒です。

で、今日の売買の半数以上がマネックスシグナルになってしまったので、ちゃんとブログで説明しようと思ってマネックスのHPを久々にw見たら、最新ニュースの一番上にこんなニュースを見つけました。


「マネックスシグナル正式サービス開始!」


たしかに、モニターを始めてからアンケートをもらったことがあったんですが、その中に「有料になっても購読したいと思いますか?」っていう質問がありました。おかしいなぁ~「いいえ」って答えたはずなのにw


詳しいことは2月8日に発表されるみたいですが、月額3,150円で月に売買回数が8回以上だと半額の1,575円(半額キャッシュバック)になるそうです(8回以下と売買回数が少なくなってしまったということで割引になるのは分かるんですが、マネックスで売買しなければいけないっていう縛りもないし、8回以上でなぜ割引になるのか不思議です)


また初回に限り申し込み月と翌月の最大2ヶ月間の利用料金が無料だそうです(これも先払いの全額キャッシュバック方式)
どういう売買をするかも分からないものにいきなり実弾を投入する人は金が有り余ってどう使ったらいいのか分からない人以外いないでしょうから、検証したりシグナルの具合を把握するのに必要な期間として2ヶ月無料で利用できるのはありがたいと思います。


とまあ、運良く今のところマネックスシグナルの恩恵を受けているので、win-winの関係を構築すべく良いことばかり書きましたがマネックスシグナルをオススメしているわけではありません!!むしろ2月3日現在の情報量ではオススメできない状態です。
ということで強欲さんが勘違いして飛びつき、資金管理もできず下手な運用をしたばっかりに損をぶっこがないためにも僕が感じたマネックスシグナルの不安な点などを挙げておきたいと思います(なぜオススメしていないのかを分かっていただければ嬉しいです)


まず最初にお断りということで、この記事は2012年2月3日に作成しましたが、それ以降に訪問された方が誤解されないように次のことについてはご理解をお願いします。
今から挙げるデメリットは2012年2月3日現在、マネックス証券が提供している情報から判断しています。
2月3日以降にマネックスシグナルに関する新たな情報が提供されることで、次に挙げる不安点などが解決されている場合があります。
ですので必ずマネックス証券のHPにて最新の情報をご確認下さい。


ってことで、マネックスシグナルの不安点ですが、いまのところマネックスからのシステムに関する情報が少なすぎます!この一言に尽きます。
良いか悪いかの判断も出来ず、手出ししにくい状態です。


不安点のまず1つ目

1.過去の成績が分からない
僕が年末に申し込んだ第二弾のモニター募集の際も、公開された成績は9/9~12/14までに決済された取引の期間パフォーマンスだけです。
モニター第一弾は去年の9月上旬からなんだと思います。

ちなみに毎週末モニター期間のシステム通算損益が記載されたメールが届いています。
それによると(2011年9月12日~2012年1月23日)の間に決済されたシグナルの成績は次の表になります。

システム名 決済シグナル数 勝ち数 平均利益率 勝率
全体 194 136 1.44% 70.47%
Long001 55 35 1.05% 63.64%
Long002 44 35 2.27% 79.55%
Long003 51 37 1.17% 72.55%
Short201 9 7 1.98% 77.78%
Short202 34 22 1.27% 64.71%

今年はマネックスシグナルに自分のシステムは負けているということもありますし、まだ売買回数が少ないので、えらそうなことは言えないんですが、保有期間が長いシステムも多いわりに利益率は少な目ですね。まあ、対象銘柄を売買代金の相当上位だけに絞ってるみたいですし、たまたまこの期間は性能を下回ってるだけかもしれませんし(自分のシステムのようにw)、期間が短いので断定的なことはいえません。


とにかく公開後プラスであるのは確かなようです。またシステムは売買代金が多い銘柄に絞っているようなので、多くの人が同じ売買をすることによる利益率の低下も極力回避しようとしているようです。


話がそれますが、システムトレーダーのブログの中にやたら市販のシステムの宣伝ばかりしているブログが目に付きます。そういったブログに影響され市販のシステムに関心を持ったり購入したりする方もいるかと思います。そこで購入前に注意してほしいことがあります・


マネックスシグナルは大丈夫なようですが、市販の個別株システムの中には、出来高がほとんどない銘柄まで売買サインが出るようになっている「実践で使用が難しい」悪質なシステムもあります。
(僕のシステム作成の経験上、大型株より売買代金の少ない銘柄の方が売られすぎ買われすぎになりやすく良い成績が出やすいですのですが、出来高の少ない銘柄まで売買しようとすると、例えば寄付きで売買するシステムがあったとして、売買代金でのフィルターをシステムに組み込まず、株価100円で出来高5万程度の銘柄でも売買サインが出てしまうようにしていたとします。
そんな銘柄に1000株や2000株だけでも、寄付きで必ず買えるような注文をしてしまえば、たった1000株や2000株でも結構な確率で始値に影響を与えるんじゃないだろうかと思います。
タラレバですが、自分が注文しなければ100円で約定していたものが自分の買い注文が入ったため101円で約定したとします(売り注文枚数は変わらず(気配値より高い買い注文が増えれば増えるほど株価は上がっていきます)。
当然買った翌日以降の寄付きで返済する場合にも自分の注文が始値に影響を与える可能性が高いです。往復で1円ずつ不利に動かしてしまったとしたら、株価100円なら利益率は単純に2%ほど減少します。マーケットへのインパクトが,片道1円で済まないかもしれませんし、往復で合計1円程度で済む場合もあるかもしれませんし、時間を巻き戻し自分が注文しなかった場合の始値を確認するなんてことは出来ませんから、実際いくらインパクトがあったかを正確に計測は出来ませんが、ほとんどのシステムは利益率が2%減少すると使い物にならなくなったり、一気にリスクが高くなってしまうはずです。

ただしバックテスト(過去の株価データを用いて、システムの性能を調べる作業)上での売買では発注株数によるの影響など全く考慮されない(出来ない)ので、マーケットインパクトがあるため実運用は難しいくらい売買代金の少ない銘柄でも、売買する株数がいくらでも全てマーケットインパクトなしで(始値売買なら始値で)約定できたことにして損益を求めるため、売買代金の少ない銘柄でも売買するようにしている市販のシステムもあります。

中には複利を効かせているせいか、その日の出来高の2割に達する(その日の寄り付きに出来た株数を上回る)株数をバックテスト上では寄付きで買ったことになっているシステムもあったりします。これこそマーケットインパクトを一切与えないバックテストだけが為せる業ですw(ただ悪質システム(販売者)というのは、マーケットインパクトを把握しながら、売買代金の小さい銘柄の方が成績が良い傾向があるので、バックテスト上の見た目の過去の損益を向上させるために売買代金の少ない銘柄も含めてバックテストし、その結果でお客を煽っているシステム(販売者)のことであって、販売者の中には作成した本人もシストレレベルが低いためそんな問題点に気付いていなかったり、実売買で結果を残すこと(実現性)よりバックテストの結果をちょっとでも上げることに力を注ぎ、ほんの少しでもバックテストの結果が向上したら快感を感じる、評論家どまりのバックテスト至上主義者の場合もあることが想像できます)

とまあ、自分のこと棚上げ状態で偉そうに語ってますが、システムトレードが僕みたいなへたっぴトレーダーの救世主だと思っている人もいるようで、そういう人たちが勘違いして良く分からないまま無駄な損失を出してほしくないと思い、棚上げ批判承知で脱線してみましたw


で、ようやくマネックスシグナルの不安点2にいきたいと思いますw


2.全てのシグナルに従おうと思えばいくら資金が必要なのかの明記がない
マネックスシグナルを使うなら最低いくらくらいの資金が必要ですというのは投資顧問関係の法律に触れてしまうところなのでしょうか?だから明記がないのかどうかはわかりませんが、システムによっては保有期間が10-15日を想定しているものもあり、その間の含み損による信用余力の減少や、保有期間が長くなる分保有銘柄数も増え、必要資金も多くなるのではないかと想像は出来るのですが、例えば1銘柄の購入代金を、10万円を超える最低株数(70円の株で売買単位が1000株なら2000株買う)として過去最高いくらまで買ったのか、そのときのドローダウンや含み損などの情報がないと、売買してみてから自分の資金量じゃシグナルに従いきれないなってことも起こってくると思います。逆張り系のシステムはシグナルがたくさん発生したときほど成績が良い傾向が高いので、資金が足りずたくさんシグナルが出たときに限ってシグナルに従えないとなるとシステムの性能を著しく低下させることになります。

ですので、必要資金量の算出→1シグナルあたりに使える資金量の計算が出来ないと結構致命傷なんじゃないかと思います。


マネックスシグナルには、「アウトライン」と「ペアトレード」と大きく分けて2つのトレードがあります。
「アウトライン」はマネックスのHPによると、「サイコロジカルや大きく下落した銘柄の短期的な株価の回復をとらえ、テクニカル分析を中心に「買い」「売り」の判断の出た銘柄を案内します。」とのことなんのでシグナルがたくさん出たときほどチャンスの場合が多い逆張りのようです。いざというときのためどれだけ資金に余裕を持たせておけるか勝負みたいなところもありますから、どれくらい一気にシグナルが出るのか、含み損はどれくらいになるのかは知っておきたいところです。


もう一方の「ペアトレード」は「銘柄の平均回帰(短期的には変動性が大きくても、長期的には安定すること)を前提に、買いと売りを組み合わせることが有効と判断される銘柄のペアをロボットが選定します。」とのことなので、買いと売りをペアに持つということで、大きく取ることもなければ大きくやられることも滅多になり、心穏やかなシステムと思いますが、保有期間が約20営業日(4週間)で、毎週週初めに仕掛け、4週後の金曜に返済しているようです。
シグナルは毎週最高で10ペア(延べ20銘柄)を仕込みます。ということでポジション的には4週分保有することになりますので、最高で延べ80銘柄、しかもペアトレードなので、売買単価が違う売り買いのペアの売買代金をほぼ同じになるよう近づけるため最低売買単位で買ってみるってことができないので、結構な売買代金になります。来週月曜に売買する銘柄の代金も概算で1100万ほどになります。マネックスシステムは空売りをするので信用口座が必ず要りますが、買いも信用を使うならまあそれだけなら400万の資金でいけますが、保有期間が4週間なので持ち越し分も当然あります。それらを大体で計算すると3200万ちょっとです。あわせて4000万を超えるので「ペアトレード」だけをしようと思っても1000万じゃ足りません。

ってことで、「ペアトレード」のシグナル全てに従うにはかなり敷居が高いということになります。そもそもまだ得体の知れないシステムにそこまで突っ込めないですよねw


めちゃくちゃ長文になっちゃっいましたが、一応真っ先に言いたいことは書いたんで今日はこの辺にしておきたいと思います。
ということで、僕はマネックスシグナルのモニター期間に売買してみて運良く少し助けられていますが、それはただの偏りの可能性も十分あるので、みんなも一緒にやろうぜ!なんて思ってません。
1000万単位で余裕資金があるって方じゃなかったり、おっこれは簡単に儲かりそうだなと思った方は手出しないほうが良いと思います。
今は情報が少なく投資できるかどうか判断するには不透明な点が多すぎます。
2月8日にマネックスから情報が提供されると思いますので、それを待ちたいと思います。


とはいえ、利用者がシステムの全てを知るのは不可能であることは知っておかないといけないと思います。全てを知るにはシステムのロジックまで公開しないといけないと思いますが、ロジックを知ってしまえば日々のシグナルの発生状況を自分で調べることが出来ますので、月々利用料金を支払う必要がなくなってきます。
ですので、どんなシステムであってもロジック買取型以外で他人のシステムを利用するということは内部構造が分からない点が必ずある(ブラックボックスな部分が存在する)ことは認識しておかないといけない点であると思います。


システムトレードで失敗しないためには、ちょっとしたドローダウンでシグナルに従えなくなるなんてことのないような強い心を持って、つらい時期に入っても出来る限り平常心で売買できるよう努めなければいけないと思うのですが、そのための1つにシステムを信用するという条件があるかと思います。不調時には、ロジックが分かっている自作システムでも信頼が揺らぐことがあるのに、それよりブロックボックスが多い他人のシステムは、好調が続けば聖杯を見つけたと勘違いし気が大きくなりやすくて、不調が続けば不安に感じ簡単に心が折れたりする。ブラックボックスの部分が多ければ多いほど想像の世界が増えるということなので、システムの調子の波に合わせて動く自分の心の振幅も大きくなってしまう。だから期待値が例えプラスであっても他人のシステムで運用するのって難しいと思うんですよね~


また話がそれちゃいましたが、初回は申込月と翌月の2ヶ月は無料でマネックスシグナルを購読が出来るので、興味のある方は一度自分の目でチェックしてみてください。
初回2ヶ月無料といっても先の購読料を支払い翌月にキャッシュバックしてもらいというかたちをとるみたいなので、マネックスシグナルを購読するのにはマネックス証券の口座が必要になるようです。
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プロフィール

シスヤ

Author:シスヤ

高校中退→大検→京大卒のシステムトレーダー

高校を3ヶ月で中退後、大検を取り京大に進学。
学費と生活費はパチスロで捻出

2007年にシストレ開始。

2015年より家族でオーストラリアにお試し移住中。

振り返れば小さい頃から多数者が歩む人生を拒絶し続けているけど、そのおかげで今は自分の生き方を自分で決めて生きることができています。

気付かぬうちに「常識」「普通」「平均」に縛られてしまってる自分の思考を開放してあげるのがより良い人生の生き方かなと思っています。

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